2016年01月23日

RSウィルス感染症にご用心!

 RSウイルス感染症は例年冬期に患者数のピークがあり、夏季は少ない状態が続いていましたが、2011年以降、7月頃から増加傾向がみられています。
どんな病気?
 RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%少なくとも1度は感染するとされています。
感染経路 
 咳やくしゃみ、又は会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む飛まつ感染や、感染している人との直接の濃厚接触や、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、オモチャ、コップ等)を触ったり又はなめたりすることによる間接的な接触感染で感染します。
潜伏期間と症状
 感染してから2〜8日(通常は4〜6日)の潜伏期間後に、発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、重い症状になる場合には、その後咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状になります。生後数週間〜数カ月間に初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重い症状を引き起こすことがあります。母親からの免疫は感染を防ぐことはできません。初感染した子の約7割は、鼻汁などの上気道炎症状のみで数日のうちに回復しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難症状などが出ます。症状が消えても1〜3週間は感染力があります。又、一度
かかっても再度感染します。
予防するには・・
 感染者の咳が飛び散ってそれを吸い込んだり、オモチャなどについて触ったりして眼、のど、鼻の粘膜から感染しますので、手がウイルスを粘膜に運んでいる場合があります。手を良く洗うことが予防の第一です。食事の前、鼻をかんだ後などは水と石鹸で手を良く洗いましょう。特に6ヵ月以下の赤ちゃんの場合、流行している時期、風邪をひいている人から隔離してあげましょう。又、タバコの煙を吸うことはこの感染症の危険因子の一つと考えられていますので特に注意して下さい。RSウイルス感染症と診断された場合は隔離(欠席を含む)することに加えて、マスクをして咳エチケットをし、手洗い、又は速乾性アルコール消毒液で手指の消毒をしましょう。予防するワクチンはなく、特効薬もありません。基本的には対症療法です。
重症化予防薬とは?
 感染しても重症化を予防する目的で、早産で生まれた赤ちゃん等を対象に、シナジス(一般名:パリビズマブ)という薬を注射する方法があります。流行期に月一回のペースで注射します。ウィルスが気道の細胞に侵入して増殖するのをおさえるためです。
登園基準
 咳などの呼吸器症状が消え、全身状態が良くなったら登園できます。
posted by サンガこども園 at 23:59| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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