2016年02月02日

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)について

 おたふく風邪(流行性耳下腺炎)が4年半ぶりに全国的な流行のきざしを見せています。比較的軽い症状です
が合併症が心配な病気です。
 2〜3週間(平均18日前後)の潜伏期間の後に片側あるいは両側のだ液腺がはれてきます。飛沫感染、 又は、だ液との直接接触で感染します。症状が出る数日前からはれが消えるまでの間は感染します。症状がない感染も多く、 患者だけでなく症状が出ない感染者もウイルスを排泄し、 感染源となることがあります。一般的に4歳から5歳が一番感染しやすいです。                           
症 状
 耳の下がはれてきます。これは耳下腺にムンプスウイルスが感染して炎症をおこすためです。はれはだんだんひどくなり、あごの下まではれることがあります。両側の場合と、片側だけの場合があります。生後6か月くらいまでは感染することは少なく、3〜4歳なら、感染してもはっきり症状が出ないことがあります。5〜6歳になると、症状が見えることが多くなります。
 尚、耳の下やあごのはれはリンパ腺炎や化膿性耳下腺炎なども考えられますので安易に自己判断しないで、医療機関を受診しましょう。
合併症
 おたふく風邪は、まれに無菌性髄膜炎や脳炎の合併症を起こすことがあります。熱が下がらず、強い頭痛、吐き気があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。合併症は他に難聴や睾丸炎、卵巣炎などがあります。
治療・予防
 治療は基本的には対症療法で、発熱などに対しては鎮痛解熱剤の投与や、はれの痛みが強い場合は鎮痛剤等
が処方される場合があります。熱が高くなければ、そんなに心配のない病気です。口あたりのよい、食べやす
いものを与え、ほほを冷やすなどして、家で静かに過ごしてください。1〜2週間くらいで、熱やはれは引いて
きます。
 有効な抗ウイルス剤は開発されていませんので、集団生活に入る前にワクチンで予防しておくことが、現在取り得る最も有効な感染予防法です。予防接種は1歳をこえると受けられます。但し「任意接種」なので自費になります。大人が感染すると重症になりやすいので、かかった記憶のない人はお子さんと一緒に予防接種を受けておくか、抗体の有無を検査してもらうとよいでしょう。
登園基準
 耳下腺等のはれが出てから5日間を経過し、そして全身状態が良くなったら登園できます。治ゆ証明書をお医者さんに書いてもらって提出してください。
posted by サンガこども園 at 22:39| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする