2018年01月01日

けいれんについて

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 「けいれん」を目の前にすると、頭ではわかっていながらもあわてて
しまうものです。子どもが、さっきまで元気だったのに突然けいれんする、
という事はまれにあることです。あわてるのは仕方がありませんが、それ
よりまず、「子どものけいれんとは何?」ということを考えてみましょう。
 けいれんの原因は多くありますが、一度けいれんを起こしたら、その後
はもう大丈夫と判断しないで医師の診察を受けましょう。
 けいれんは10分以内にほとんどとまりますが、実際に経験してみる
と1分間のけいれんでも実に長く感じます。15分以上続く場合には、
すぐにけいれんを止める処置をする必要があるので、救急車を呼びましょう。
1時間以上けいれんが続くと、脳の機能に影響することがあるからです。
【熱性けいれん】 
 子どものけいれんで最も多いのは「熱性けいれん」です。熱性けいれんは、
字のごとく「熱があり、けいれんを起こす病気」です。
生後5、6か月から5、6歳までの子どもに使われる病名で、熱の原因が
髄膜炎、脳炎など中枢性疾患や代謝性疾患ではないときです。
 熱のほとんどの原因は、風邪などの感染症です。子どもの5、6%に
みられるごくありふれたものです。両親や兄弟に、子どものころ同じ熱性
けいれんを起こしたことがあることが多く、遺伝的な病気だと言われてい
ます。
 一度、熱性けいれんをすると30%から50%の子どもが繰り返すようで、
38度以上の熱を出してから24時間以内に起こることが多くあるようです。
 2、3日熱が続いてから、けいれんを起こすときは、熱性けいれんよりも
髄膜炎や脳炎の場合が多く要注意です。ですから突然けいれんを起こして、
初めて熱があることに気づくことも多いのです。熱性けいれんで脳に影響する
ことは非常にまれです。
【けいれんの対応は「よく観察すること」】
 子どもがけいれんをしているとき、どうしたらよいのか質問されますが、
いちばん良い事はゆっくりと体の左右どちらかを下にして横にさせて、
上になった方の足を軽く曲げて前に出して寝る姿勢にして観察する事です。
(1) けいれんが何分続いているのか。もし5分以上続いているときには、
救急車を呼ぶ準備をします。
(2) どのようなけいれんか(全身けいれんなのか、左だけのけいれんなのか、
顔だけなのかなど)観察することが診断の重要な情報になります。
 けいれん中に舌を噛むのを防ぐために「割り箸などを口に入れるのが正しい処置」
と思っている人がまだいるようですが、これはやめてください。無理をして口に
何かを入れると、嘔吐を誘発して、吐いたものが気管に入る危険があるからです。
 けいれんが止まった後は、病院へ連れて行くまで呼吸状態、顔色、手足がきち
んと動いているかどうか観察してください。意識状態も重要な情報です。
 現在けいれん予防やけいれん止めとして座薬がよく使われています。熱性けいれん
経験者に、37.5度から38度になったとき予防的に座薬を使うよう指示している
お医者さんが多くいます。
 実際、けいれんが起きたときにすぐに座薬を使うと、けいれんの持続時間が短く
なります。
けいれんは突然起こる症状ですが、その場で死亡することはありません。すぐに
かかりつけのお医者さんなどと連絡をとり対応することが重要です。

          【出典:日本医師会ホームページ白クマ先生の子ども診療所】
posted by サンガこども園 at 15:57| こどもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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