2014年02月06日

水ぼうそうワクチンが定期接種になります。

 2月に入ってインフルエンザの流行が本格的になりました。今年は、A型2つとB型の3つが同時に流行するという極めて珍しい状況でインフルエンザがまん延しています。
 今年の秋から、水ぼうそう(水痘)ワクチンが定期接種になります。水ぼうそう(水痘)は、水痘−帯状疱疹ウイルスによる感染症で、体に水疱ができた後、かさぶたができて治るという一般的には軽い症状の病気です。日本では年間約100万人の感染者がいて、そのうち1000名ほどが入院し、約20名が命を落しています。常に重症がありうると警戒しなければならない病気でもあります。
 現在、定期接種化にあたって考えられている方法は1歳から2歳までの間に3カ月以上の間隔をあけて2回接種、3〜4歳では2014年度中に1回のみの接種をするという方法が検討されているようです。
 通常は12月から1月にかけて大きな流行がありますが、1年中流行してもおかしくない病気ですので定期化を待たずに少なくても1回は接種することをおすすめします。
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posted by サンガこども園 at 16:51| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

ノロウイルス胃腸炎に感染したら・・

【ノロウイルス胃腸炎の症状】
 ノロウイルスの潜伏期間は24〜48時間位です。吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状で発症し、発熱はあっても軽度(37〜38℃くらい)ですむことがふつうです。(ロタウイルスによる胃腸炎の方が高熱が出やすい。)
【脱水対策が大切です】
 発症初期の対応のポイントは、脱水症状を防ぐことです。特に小さな子どもや高齢者は脱水に弱いので、おう吐や下痢がはじまったら早期に対応することが大切です。下痢がひどいと、ナトリウムなどの電解質も失われます。大人なら、お茶や水に加えて、スポーツドリンクも良いです。子どもの場合には薬局にいくと、ORS(経口補(けいこうほ)水(すい)液(えき))と呼ばれる商品など、専用のドリンクが販売されていますが、緊急の時に役立つ、自家製でつくれる補水液をご紹介します。
「水1リットル+砂糖ティースプーン6杯+塩ティースプーン1杯」
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 脱水用のドリンクは、下痢で失われる電解質を補い、吸収しやすい適度な濃度の糖分を含んでいます。
吐き気や腹痛は、腸管が動くほど強くなります。とりあえずは脱水にならないように水分補給を優先します。食事は、食べるとしても消化の良いものにして、腸の負担を下げてあげましょう。
下痢は、下痢止めなどで無理に止めないのが基本です。(あまりにも嘔吐・下痢がひどいときには、やむを得ず止めることがあります。)下痢を止めることで、症状が悪化したり長期化したりする可能があります。
【感染力は非常に強い】
 ノロウイルスは、嘔吐物に100万個/g、下痢便には1億個/g も含まれています。そして、わずか10〜100個が口にはいっただけでも感染してしまいます。また、このウイルスは乾燥にも強く、感染した人が手で触れた環境が汚染され、その手で口に触れることでも感染します。さらに、下痢や嘔吐物が乾燥すると、ホコリと一緒に舞って口に入ることで感染してしまうこともあります。
【家庭内の二次感染を防ぐために】
 家庭内の二次感染を防ぐためには、本人の下痢エチケット(手洗い)と嘔吐物の処理がポイントです。下痢になったらトイレのあとの手洗いをしっかりとしてください。嘔吐物は乾く前に処理します。乾燥させてしまうと、ホコリといっしょに舞い上がり、ウイルスを含んだ粒子は空中に1時間以上もとどまることがあるからです。ひどい下痢の時には、トイレから出て手を洗うまでに触れる「水を流すレバー」、「ドアノブ」、「水道のハンドル」に触れる手を、おしりを拭くのと反対側にするという作戦もありです。(これは、家庭内の感染を防ぐ裏技です。)
【症状がよくなっても要注意】
 ノロウイルス感染対策でもっとも注意が必要なことは、症状が消失した後でもウイルスを排出していることを知ることです。ウイルスは、症状消失後であっても10日間、長いときには1ヵ月間もの長い間、排出が続く可能性があるのです。したがって、下痢や嘔吐が続いている場合に気をつけることは当然ですが、症状が良くなってからも手洗いをしっかりしておきましょう。
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posted by サンガこども園 at 08:43| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

ホコリに含まれるダ二

 本格的な寒さになりました。暖房器具を引っ張り出すご家庭が多いと思います。その際ホコリも一緒に出てくるわけですが、ホコリ(家庭の掃除機で集めた室内塵(ハウスダストとも言います))1gには通常数十匹から数千匹のダニが含まれていると言われています。夏に増殖したダニの寿命は約3ヶ月、ダニアレルギーはフンや死骸が原因で秋冬でも要注意です。ご使用前にしっかりと掃除(手洗いも)して気持ちよく冬を迎えましょう。
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posted by サンガこども園 at 10:00| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月13日

RSウィルス感染症が流行しています。

 RSウィルスは特に赤ちゃんの細気管支炎や肺炎の原因となるウィルスで2〜3 歳までの子どもの大部分がかかってしまう感染症です。鼻水から始まり38〜39℃の高熱と咳が続き、初めてかかった場合は25〜40%の子どもで細気管支炎、肺炎の徴候が見られ、6ヵ月以下の赤ちゃんの場合は呼吸困難などのために重症化して入院が必要になることがあります。母親からの免疫は感染を防ぐことはできません。
〜潜伏期間〜
 2〜8 日(通常は4〜6 日)です。この期間と症状が消えて1〜3 週間は感染力があります。又、一度かかっても再度感染します。ワクチンはありません。
〜予防するには・・〜
 0歳、1歳児に多くみられるため、咳などの症状のある場合は可能な限りこれらの子との接触を避けることが発症予防につながります。又、マスク着用による飛まつ感染の予防、手洗いによる接触感染の予防が大切です。子どもが日常的に触れるおもちゃや手すりなどをこまめに消毒することも大切です。感染者の咳が飛び散ってそれを吸い込んだり、おもちゃなどについて触ったりして眼、のど、鼻の粘膜から感染します。手がウィルスを粘膜に運んでいる場合もあるので手を良く洗うことは予防の第一です。調理や食事の前、鼻をかんだ後などは水と石鹸で手を良く洗いましょう。特に6ヵ月以下の赤ちゃんの場合、流行している時期、風邪をひいている人から隔離してあげましょう。又、タバコの煙を吸うことはこの感染症の危険因子の一つと考えられていますので特に注意してください。
 RSウイルス感染症と診断された場合は隔離(欠席を含む)することに加えて、マスクをして咳エチケットをし、手洗い、又は速乾性アルコール消毒液で手指の消毒をしましょう。年長児や大人の感染者は症状が軽くても感染源となりますから、注意して下さい。
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posted by サンガこども園 at 09:30| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月22日

夏休みに海外へ渡航される方へ

 夏休みは海外へ渡航される方も多い時期です。海外滞在中に感染症に感染することなく、安全で健康な旅行に心がけてください。
 海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要ですが、基本的な感染症対策として、飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には十分注意が必要です。お気をつけ下さい。
posted by サンガこども園 at 19:57| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月13日

手足口病が流行しています。

 手足口病は子どもがかかる夏風邪の一つです。5〜8月ぐらいに流行し、潜伏期間は3〜7日ぐらいで、手のひら、足の裏、口の中にブツブツと水疱ができるのが特徴です。一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が、1週間から10日程度で自然に治ります。
【原因】
 原因はいくつかのウイルスです。最も一般的なのはコクサッキーウイルスA16ですが、この他のエンテロウイルス71なども原因となります。複数のウイルスが原因なので、何度もかかることがあります。
【症状】
 手、足、口の中の粘膜などに2〜3mmの水疱性のブツブツが現われます。発熱は約1/3に見られますが,38℃以下の場合が多いとされています。ブツブツは,3〜7日で消えます。まれに髄膜炎になることがあるので、頭痛・吐き気・けいれん・高熱などの症状があったら、できるだけ早くお医者さんに受診してください。
【治療】
 発熱、頭痛、口の中の水疱の痛みなどそれぞれの症状に対する対症療法が中心です。水分不足にならないようにお茶、スポーツドリンクなどで十分な水分と体力が落ちないように栄養補給をしましょう。
【感染経路】
 感染者の咳からウィルスが放出され、健康な子が吸い込むことにより感染します。又、鼻水や便から出たウイルスが手について、口を触れたり、その手で触れた食物を口にすることで人から人に感染します。
【予防】
 手足口病にはワクチンがありません。予防のためには手洗い・うがいが大切です。
【登園のめやす】
 感染しても、保育園を休む必要はありませんが、登園の判断については、本人の体調やお医者さんと相談してください。
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2013年03月08日

サポウイルスによる感染性胃腸炎

サポウイルスとは
 感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの一つです。他に、ノロウイルス・ロタウイルス・アストロウイルス・腸管アデノウイルスなどが知られています。2002年の国際ウイルス学会で、非細菌性急性胃腸炎をおこす「小型球形ウイルス」と呼ばれたものには2種類あり、「ノロウイルス」と「サポウイルス」と命名されました。サポウイルスによる感染性胃腸炎はノロウイルスに比べ、乳幼児に多く見られ、冬季に流行します。
症 状
 ノロウイルス等と同様に、吐気、嘔吐、下痢などの症状があります。予後は良好と言われています。
潜伏期間
1〜2日です。
感染経路
 主に糞口感染です。患者の下痢便や嘔吐物から、手を介して感染を広げます。
治療法
 ウイルスへの特効薬はありません。対症療法で処置をします。脱水症状を避けるために水分の補給に注意してください。
予防方法
 ノロウイルスと同様に、塩素系消毒薬を用います。下痢便、嘔吐物で汚染された衣服なども塩素系消毒薬で消毒後、洗濯します。又、トイレや嘔吐物は使い捨ての手袋を付けて、塩素系消毒薬でふき取ります。下痢便で汚れたオムツは直ぐにビニール袋に入れます。複数のオムツを交換する時は、一人の処理が終わる度に手袋を取り替え、手を洗いましょう。トイレの後や食事前は石けんで手を洗います。
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posted by サンガこども園 at 18:17| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

生まれてくる赤ちゃんのために「風しんワクチン」

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 妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど、赤ちゃんがそのような生まれつきの病気にならないよう家族みんなで風しんの予防接種を受けることをご検討ください。
posted by サンガこども園 at 09:10| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月21日

子ども予防接種週間 

 細菌やウイルスが私たちの体に入り、増えると病気をおこしますが、私たちの体には一度かかると次にかかりにくくなるような仕組みがあります。それを免疫といいます。この仕組みを利用して危険な病気を予防しようとするのが予防接種です。
 細菌やウイルスの一部を切り取ったり、毒性を弱めたりして「ワクチン」を作ります。これを体の中に入れる(接種する)ことにより抗体ができます。するとその病気にかかりにくくなり、もしかかっても症状が軽く済み、他の人に病気をうつすことも防ぐことができます。
 予防接種に体が反応すると注射したところがはれたり、少し熱が出たりします。これは体が反応して、抗体を作ろうとしているのです。ただし、ワクチンの成分に対して強いアレルギーをおこしたことがあったり、また特別な病気がある場合、ワクチンを接種することができません。「ワクチンをするより自然にかかったほうが、確実に免疫がつくのでは」という声を聞くこともありますが、そのために子どもたちを後遺症や命の危険にさらすのはとてもこわいことです。ワクチンで免疫をつける方がずっと安全なのです。予防接種は自分の身を守るだけではなく、流行を防いで抵抗力の弱い赤ちゃんやお年寄り、妊婦さん、病気でワクチンを受けられない人など、まわりの人々を守ることができるのです。
 これほど大切な予防接種ですから、本来はすべてを公費で受けられるべきなのですが、日本ではまだまだ制度が不十分です。 世界中に数多くある感染症の中で、ワクチンで防げる病気はわずかです。 防げる病気だけでも予防して、大切な子どもたちの命を守りましょう。
 3月1日〜7日は「こども予防接種週間」です。
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posted by サンガこども園 at 08:48| 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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