2013年01月05日

ネグレクト

 虐待の中でも「ネグレクト」(育児拒否)は「子どもの世話をしていない」ために身体的にも心理的にも子どもに大きな影響を与えてしまうタイプです。親にそれなりの自覚がある身体的な虐待とは違い、ネグレクトは親に自覚がほとんどないため、児童相談所はなかなか介入しづらく、子どもへの影響が長く続くという特徴があります。非行少年の家庭環境の報告などを見ると、その成育過程にネグレクトを強く疑わせることが多いといわれています。
 以前ある新聞に「こどもを非行化させるコツ」という記事が載っていました。
 (1)幼い時から冷たく放りっぱなしにしろ
 (2)欲しいと言ったら何でもすぐ買い与えよ
 (3)間違いや失敗は理由を問わずしかり飛ばせ
 (4)どこで何をして遊ぼうが気に留めるな
 (5)よその子や兄弟と比較して、おまえはバカだ、だれだれを見習え、を連発しろ
 (6)忙しいのに食卓のだんらんなど無駄だ
 (7)善い事や努力をしても決してほめるな
 (8)子どもの前では決して夫婦間の意見を一致させるな
 (9)お金こそ人生のすべてと身をもって教えろ
 (10)子どもの前で常に法律、警察、学校、役所の悪口を言い、社会の決まりや公共機関への敵意を植えつけろ
 子どもは掛け替えのない皆の宝です。どうか楽しい子ども時代を送れるようすべての人が見守っていただきたいものです。
posted by サンガこども園 at 17:56| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

子は親の鏡、親は子の鑑

 子どもを育てるためにはさまざまな手間とお金が必要です。その手間とお金をはぶいてしまうことを子ども虐待の定義に従えば、子どもにとって養育環境が悪いという意味のマルトリートメントといいます。あきらかに子どもの世話をしていないというネグレクトという虐待は、ここ数年、身体的な虐待を越えて目立つようになりました。将来的にネグレクトにつながるマルトリートメントも増えてきています。
 例えば給食費や保育料滞納問題を見ていると、マルトリートメント?と考えざるを得ない状態が蔓延しているかのようです。集金袋で払うものは目に見えるので仕方なく払うけど、振込みになっているものは子どもたちの目に触れないので、逃げ得といわんばかりに払わないという親はマルトリートメントとみられても仕方がないのではと私は考えています。人の目に触れないものは何とかごまかして・・・、という親の姿は、子どもが育っていく上で必ずどこかで学習します。
 子は親の鏡、親は子の鑑といいます。子どもたちの模範になり、子どもが第一と考える大人でありたいです。
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posted by サンガこども園 at 22:57| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

心のバリア 

 未熟児で生まれた赤ちゃん、しばらくお母さんと離れて生活しなければならなかった。赤ちゃんが保育器に入っている間、お母さんは毎日欠かさず母乳を届け、ずっと寄り添って育てていました。看護師さんも感心するほどだったという。健診もきっちりと受け、予防接種もすべて終え、赤ちゃんはすくすくと育ちました。お母さんはしばらくの間は保育器にいる間の離ればなれの時と同様に一所懸命子育てをしていましたが、当時まわりの人たちから「甘やかしすぎ、泣かせておけばいい。あなたの子育ては間違っている」と、お母さんの子育てを認めようとはしかったそうです。お母さんの孤独な子育てが続きました。その後の風の便りで、その子が施設に預けられていることを知りました。預けられた理由は虐待でした。「あなたの子育ては間違ってませんよ。周りを気にせず自信を持ってあなたらしい子育てをしてください」と、勇気付けてくれた人はいなかったのだろうか?お母さんはどんな思いで子どもを激しくたたいてしまったのだろうか?母親個人の問題と責任を押し付けてしまっては、第2第3のお母さんを救うことはできません。国や自治体の子育て支援策で、その不安を軽減しようという動きはありますが、まわりにいて子育てを支えている人の子育てに対する心のバリアは昔より強く厚くなっていると思います。あなたの心のバリアはどれくらいですか?
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posted by サンガこども園 at 15:27| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

人は存在そのものに意味がある

 母子手帳の成長曲線を絶対視し、それとわが子を比較し、思い悩む。赤ちゃんの成長がそのグラフから少しでも低いと、むりやりミルクをあげたり、運動させたりします。本人は、子どものために一生懸命やっているつもりですが、まわりからみれば虐待である。モノサシにとらわれて、一種の自閉的世界にはまり込んでいるのです。人には、さまざまな見方や価値感があります。例えば、お年寄りが寝たきりであっても、価値があり、意味があります。いてくれるだけでいいと思うこともあるでしょう。人は老いて病んで死にゆく身であるという人生の厳粛なる事実を教えています。人は存在そのものに意味があるのです。

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posted by サンガこども園 at 07:25| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

ママ、遅いよ

 3年前に北海道であった事件です。
 若い母親が3歳と1歳の兄弟を自宅に置き去りにした。子育てが煩わしくなったのか、自分の手では殺せないから、放置して餓死させようとした。最近、大阪で起きた事件と同じです。
 1カ月以上過ぎて母親は家に戻った。子どもたちは当然死んでいるものと思っていたらしい。事実、弟は亡くなっていた。ところが兄は生きていた。冷蔵庫のマヨネーズやケチャップ、生米などを食べて生き延びていた。母親は彼らを殺すために放置したにもかかわらず、その兄は帰宅した母親に、こう言ったという。「ママ、遅いよ」。
posted by サンガこども園 at 09:58| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

虐待

 子どもを守るというお地蔵さま、いまの日本は幼い子どもたちの命が奪われています。それも自分を生み育ててくれた母親、そして、その陰にいる男たちによっていじめられ、ぼろぼろになっています。
 大阪市のマンションで幼児2人の遺体が見つかった事件。育児放棄とはかくも悲惨なものか。子育ては、基本的には親の問題であるが、都会の孤独が引き起こしているといえなくもない。しかし、虐待は絶対に許されることではない。許さないという私たちの共通認識がなんとしても必要だと思う。
posted by サンガこども園 at 09:21| 虐待問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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